Audi Q5の凄い中身
Tokyo Automobile Study Groupで「Audi Q5の技術」という記事が掲載されていました。
Q5のボディ構造は、A8に採用されているASF(アウディ・アルミ・スペースフレーム)いらい、骨格をスペースフレーム的にデザインする技術を確立・洗練させているといえる。
またQ5はボンネットやフェンダーを始め、パネル部にアルミ材を多く採用している他、フロント・サスペンションやサブフレーム、リヤサスペンション・リンクなどもアルミ鍛造材や鋳造材を多用しているのも特徴だ。
A8やTTのようにアルミであることを前面に出していませんが、かなりアルミを多用しているんですね。
ボディの製造では、73%、5000箇所がスポット溶接、さらに2液混合接着剤による接合が17%、接合長さは83m、残りの10%はレーザー溶接、さらに細部ではサイドセクション、ルーフレール部のゼロギャップジョイント、リヤゲート排水ガター部など見える部分はハンダ溶接を採用して品質を高めていると言う。接着接合の割合が大幅に増加していることは注目しておきたい。量産性からいえば、当然ながらネックになるが、質感や減衰性能などを重視しているのだろう。日本のメーカーもバブル期には採用事例があるものの、その後はあまり流行っていない。生産性が悪いと考えているのだろう。
あえてコストの掛かる溶接手法をとることで質感を上げることを優先しているのですね。
さらにフレームの空洞部にはすべてホットリキッドワックスを充填しており、これも世界唯一のメーカーとのこと。
ホットリキッドワックスとは何でしょうか?
ともかくフレーム内の空洞全てに充填してあるって管理人は初めて知りました。騒音対策や剛性アップに効果があるのでしょうか。それにしても手が込んでます。
他にも驚くべき内容が多数解説されていますが、改めてAudiというメーカーのこだわりを実感する内容です。
Q5は、欲しいけど若干高め、という声を耳にしますが、これだけの内容を考えると安いと言えるのではないでしょうか?
▼H&Rスポーツスプリング 09/5~ アウディ Q5 2.0/3.2 FSI(Typ 8R)
Q5は試乗しましたが、手が届くのであればホント”買い”ですよ。
全くそう思います。
スタイリングも良いし、エンジンもミッションも最新。
お値打ちですねぇ。
ただ、Q7の弟分という割には幅が1900mmもあるので日本では駐車場がネックかも知れません。